地盤が軟弱だとどうなるの?災害を抑える為に知っておきたいこと

住宅の基礎

 

 

どーも!『らいおん』です!

1995年に起きた阪神・淡路大震災…

日本中が悲しみに包まれた災害でした。

この阪神・淡路大震災で崩壊した住宅に多く見られたのが、欠陥住宅なんです。

そのあまりの欠陥住宅の多さに96年には『日本弁護士連合会』が、電話相談を開設するほどにまで至りました。

欠陥住宅の原因で思いつくのは手抜き工事や設計ミスといった施行側の瑕疵ではないでしょうか?

ですが欠陥住宅には人為的では無い原因も有ります。

それは『地盤』です。

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災害を大きくする軟弱地盤とは?

軟弱地盤のため地盤沈下で沈む家

軟弱地盤のため地盤沈下で沈む家

地盤が水分量を多く含み、弱い(柔らかい)地盤のことを『軟弱地盤』と言います。

川や池、水田や沼地などの元々水分量が多かった土地の跡地が主な軟弱地盤にあたります。

また、元々地盤が固く良好な状態であっても、雨水などで水が溜まると地盤の中へ浸透し軟弱地盤へと変えてしまう事もあります。

軟弱地盤で起こる『圧密沈下』

軟弱地盤の上に住宅を建てると、地盤は住宅の重さに耐えられず地盤が沈下していく地盤沈下が起こります。

更に地盤沈下が起きると、地盤の土中に含まれる空気や水が住宅の重さで圧迫され、周囲や地表へと逃げようとします。

この空気や水が逃げたりすることで土の堆積は収縮し、土が痩せてしまうのです。

これを『圧密』と言い、この圧密で住宅が沈下する事を『圧密沈下』と言います。

圧密沈下は土中の空気や水分が多ければ多いほど発生しやすく、軟弱地盤は圧密沈下が起こる可能性が高いです。

 

らいおん
らいおん

低地など水の溜まりやすい場所も軟弱地盤が多いので注意が必要ですね。

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不揃いに沈下していく『不同沈下』とは?

不同沈下

建物の沈下というもののほとんどは並行に沈下する事は有りません。

建物が四角形の場合、どこか1つの辺から沈下が始まります。

つまり、建物が不揃いに傾いていくといった沈下の事を『不同沈下』と呼びます。

不同沈下の起きやすい地盤とは?

  • 盛土や埋め戻しをおこなった場所の建物
  • 基礎栗石や基礎クラッシャランなどの締め固め不足
  • 建物の近くでの掘削作業
  • 建物の重心の偏り

などが考えられます。

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不同沈下による被害とは?

不同沈下

不同沈下は年に数センチ程の沈下で進行していくため、ほとんどの方は気付かないと思います。

不同沈下が起こると、沈下した1ヶ所に重荷が生じるため建物に大きなダメージを与えます。

不同沈下は1度始まると建物がバランスをとれるまで進行します、進行と共に様々な被害も発生します。

 

らいおん
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不同沈下は段階ごとに被害が広がっていきます。

 

不同沈下【第一段階】

不同沈下の第一段階では、建物の周囲にあるコンクリート(犬走り)や外壁に亀裂(ヒビ)が発生しますが家が傾くまでには至りません。

不同沈下【第二段階】

不同沈下の第二段階では、床が傾き始め基礎や土間コンクリートに亀裂が発生し、家が傾き始めます。

不同沈下【第三段階】

不同沈下の第三段階では、壁と柱の間に隙間が出来るようになり、窓やドアの開閉が困難になります。

この段階で部分的な補修が必要になります。

不同沈下【第四段階】

不同沈下の第四段階では、柱が傾き窓やドアの開閉が更に困難なってきます。

この時点で床が傾斜してる事をはっきりと感じられるようになります。

また、傾いた床で寝る事により血液の循環に影響を及ぼし、体に異常をきたす事もあります。

不同沈下【最終段階】

不同沈下の最終段階になると、床や柱の傾斜が酷くなり居住するのが困難になります。

暴風で倒壊する危険もあるので、人が住める状況ではなくなります。

 

らいおん
らいおん

これらの事を防ぐには徹底した地盤の事前調査です。

貴方の土地は大丈夫ですか?

 

不同沈下した建物を直すのは費用も多くかかります。

特に基礎、柱、梁などは簡単に変えられるものではありませんので、早期発見、早期対策が必要になってきますね。

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軟弱地盤になりやすい造成地や埋立地とは?

造成地

造成地や埋立地は綺麗に仕上げるため、一見固い良質な地盤に見えますが、意外と軟弱地盤や不同沈下の要素が多いです。

造成地とは?

造成地とは山林や沼、田んぼを埋めるなどの行為により、建物が建設可能な平坦な土地を作ることです。

造成地は今まで利用が無かった土地を造成する事が多いのですが、元々が雑木林だった場合は樹木の根が土中に残っていたりと、土中がフカフカの状態なので沈下が起こりやすい地盤となっています。

また、水田だった場所は元々軟弱な低地にある事が多く、盛土の重さだけで沈下が進行していく場合もあります。

造成地には一見では分からないような軟弱地盤が多いので、事前の検査を十分に行って下さい。

 

らいおん
らいおん

造成地の外構でよく見られるのは、沈下による玄関の土間コンクリート部分の亀裂ですね。

 

埋立地で発生しやすい液状化現象とは?

液状化現象

建物の液状化現象とは、地震により緩んだ地盤がさながら液体のようになり、建物が地面にめり込むように倒れる事。

液状化現象の発生しやすい場所としては、海、池、川、沼など元々水分量が多かった土地に土砂を入れて作った埋立地です。

特に土質に砂が多く含まれている場所は液状化現象を起こしやすいと言われています。

 

らいおん
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液状化現象を防ぐには、地盤全体を固めたり水圧を分散するといった対策が有りますが、液状化現象の恐れがある土地での建築を避けるのが1番確実です。

 

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軟弱地盤は地震の際に揺れが大きくなり非常に危険

地震災害

振動には周期というものが有り、振動の周期は地盤の質によって異なり、揺れ方も変わってきます。

軟弱地盤ほど振動は大きくなります。

地震波は柔らかい地盤へ到達すると、速度が遅くなりその分振り幅が大きくなる。
らいおん
らいおん

固い良質な地盤と軟弱地盤では振動周波数が25倍も違うという実験結果も出ています。

 

ただでさえ危険な軟弱地盤に揺れが加われば、崩壊する事は間違いないですね。

大きな揺れを招くフォーカシング現象とは?

地震の揺れは、軟弱地盤と建物がもつ固有の周期と共振作用で揺れは増幅されたり揺れ方が違ってきます。

ここで軟弱地盤で注意したいのがフォーカシング現象です。

フォーカシング現象とは、軟弱地盤に伝わる地震波が軟弱地盤の下にある硬い地層との境界部で複雑に反射し、より大きな揺れとなり更には地震波が幾度も跳ね返りを繰り返すために揺れが長く続く現象です。

 

らいおん
らいおん

対策としては、地盤改良を施して建物と地盤の周期をずらし、地震による振動エネルギーを減少させるのが最善策ですね。

 

近年は地震での災害が非常に多いです。

いつ来るか分からない地震には必ず備えましょう。

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最後に

本記事を通して軟弱地盤がいかに危険かが分かったかと思います。

建物を建てる土地選びは慎重に決めて下さい。

本記事のまとめ

・軟弱地盤では沈下が起こりやすい

・地盤沈下や不同沈下が進行すると居住不可能にも

・造成地や埋立地には注意が必要

・軟弱地盤は地震の揺れを大きく長くしてしまう

・建物を建てる際にはしっかりとした事前調査を!

らいおん
らいおん

大事な貴方の家族や資産を守るためにも、決して甘く見ないようにして下さい!

 

それでは最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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